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002:貴重な体験?
ただ今空中にいます。
ああ・・今まで飛ばされていた足軽たち・・・
今ならアンタ達の気持ちがよく分かるよ!!
どの辺だろう
結構飛んだけど・・。
お館様!強い!強すぎるよ!!
下なのかどうか分からないけど、とりあえず下を見た。
「・・・・海?」
そこには大量の水があった。
間違いなく海だ。
てことは・・・もうすぐ私死ぬの?
長いようで短かったなー人生。
こんな時冷静に考えられてる自分に驚きだわ。
もうこの浮遊感にも慣れてきたよ。どうし
ブァッシャーーーン!!!!!
「・・・・うん・・」
目を開けると天井が見えた。
ここ・・どこ?
体を起こすと激しい痛みが全身に走った。
「うっ・・たたた・・・」
私がいたのは広くも狭くもない丁度の部屋だった。
(私、どっから来たんだろう?)
思い出そうとしたら、襖が開いた。
「おっ!気がついたか!」
え?何?え?
何か・・知らない人が入ってきた・・
銀か白かよく分かんない髪で、上半身ほぼ裸の男の人が・・・
ちょ!デカ!大きいねあなた!
「あー、はい」
「体の調子はどうだ?まだ痛むかもしんねーけど」
「まだ・・・少し痛みます・・」
素直に言っちゃう私ってどうだろう
気遣うべきだったかな?
「アンタが俺達の船の前に降ってきた時は焦ったぜ!」
「じゃあ・・あなたが私を助けてくれたんですか?」
「おうよ」
まじでか!お礼言っとかないと!
「あっ・・ありがとうございました!えっと・・・」
「俺は長曾我部元親だ。」
「ありがとうございました。長曾我部さん。私は・・。」
名前を言おうとして凍りついた。
名前以外、何も思い出せない。
「・・・ったし、実羅っていいます・・」
「よろしくな! !それから、敬語はなしだ。あと、俺のことは元親かアニキって呼べ」
「え・・・?でも」
「でもじゃねえ!」
「・・はい・・じゃなかった、うん。よろしく、元親」
こうして私はいろいろな不安を抱えて元親と出会った。
ヒロイン頑張るんだ!!
あきらめるな!!
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