「野郎共ー!!今日は毛利との対決だ!!今回は海じゃなくて陸だからな!!いつもより気合入れろー!!!」
「アニキー!!」
004:大事なもの
「戦?今日?ええええええ!!?」
「ん?なんだ?」
「いいいいい戦の!?今日は!!?」
「はあ?頭打ったのか?日本語喋ろ。日本語」
「ご、ごめん・・」
とりあえず深呼吸。
スーハースーハー・・・
・・・・よし
「今日戦なの!?」
「そうだ。中国の毛利とな。・・・っと思い出した!おい、 。ちょっと来い。」
「何?なに?」
私は腕を掴まれ、否応なく元親について行った。
「これだけどよ、お前を助けた時に、お前が身につけてた物だ。」
「・・・これ刀?本物!?私こんな物騒な物持ってたの!?」
「・・・何だと?」
いやいや、びっくりしたいのはこっちだよ。
何で元親が驚くの・・・
「お前・・・覚えてねぇのか?」
そういえば記憶のこと話してなかったな・・
そりゃあ驚くわけだ。ごめんね、元親。すっかり忘れてたよ。
「じゃあ自分がどこの出身なのか、どこの軍にいたか、全く覚えてねぇのか?」
「まぁ・・・そうかな・・」
「ふーん・・・。とにかく、これはお前のだ。持っとけよ」
「うん。ありがとう」
「記憶が戻るまで、ここにいろよ。外は危なっかしいからな。」
「うん・・」
元親は部屋を出て行った。
記憶は、戻った方がいいの・・・・?
いいに決まってる。記憶無いといろいろと不便だろうし
でも・・・。このまま戻らなくてもいいかもしれない
戻ったら、何かが壊れそうで怖い
元親とも、こんな風に話せなくなるかもしれない
そうなるんだったら、お願い。暫くこのままでいさせて
シリアスになったですね
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