005:好敵手
「海もいいが、たまには陸ってのもいいよなぁ!!」
「そうっスね!アニキ!」
・・・・・・・
「長曾我部、我をいつまで待たせるつもりぞ」
「へっ!言われなくても今から決着つけてやるぜェ!毛利!!」
ちょっちょっ・・・
ちょっ待っ・・・
勝手に話進めんな!
「元親・・・あの変な兜かぶってる全身緑楽園の人って誰?」
「変な兜とはなんだ。それに緑楽園でもないわ」
「あっすいません。ちゃんと言ったほうがいいんですか?じゃあ元親、あのオクラかぶってる人って誰?オクラの化身?」
( ・・・まる聞こえだぜ・・・)
「まずは貴様から殺してやろうか?」
「え?え!?何で!?私何か変なこと言った!!?」
オクラさんは手にしていた輪刀を私の方へ向け、首に当たるギリギリのところで止めている
何で・・・?ほんと何で・・・?事実を言ったまでじゃない!!
「、俺でもオクラの化身は思ったことないぞ・・・」
「え!え!?(そこなの!!?)」
「長曾我部、この阿呆は誰ぞ」
あっ、阿呆って言われた・・・!初対面の人に・・・!!
「こいつぁっていうんだ。訳あって今ウチで預かってんのよ」
「フン・・・そうか」
何この人。イライラするんですけど
「んで、こいつが毛利元就だ。船で話しただろ?俺は毛利のことはちょっと気にくわねぇんだよなぁ」
「それはこちらの台詞ぞ」
毛利さんねぇ・・・確かに船で話してもらったな・・・
ちょこっとね。ほんっっとにちょこっとだけね!
それにしてもなぁ、毛利さん顔は綺麗なんだけどなー性格がなー
「性格が何だ」
「ぅえ!?どうしてわかったの!?人の心読めんの!?」
「顔に書いておるわ。気付かぬ者の顔が見てみたいほどよ」
「うっそぉー!!!気をつけなきゃぁ・・・」
(俺・・・気付かなかった人なんだが・・・)
「?どうしたの?元親?」
「いっ、いや!何でもねぇ!!」
なんか様子が変だなー・・・まいっか
「さぁ毛利!とっとと決着つけようぜ!」
「よかろう」
オク・・・毛利さんおつかれ
やっと輪刀おろしてくれたね
よくもやってくれたな!このオクラ!!
っと顔に出ないように・・・と
「黙れ」
「ああ!ごめんなさい!!」
ちっ手遅れだったか・・・
よし!元親!そのオクラやっちまえ!!
「行くぜ!毛利!!」
「どこからでも来るがよい」
そして二人の戦いが今始まっ・・・・ん?
アレ・・・?元親・・・飛んでる?飛んでるよね?あれを飛ぶって言うんだよね?
持ってた碇から火が出て・・・・
ええええええええええええ!!!??
それを言ったら毛利さんも毛利さん・・・だよ・・・
輪刀回転させて・・・あっ分解した。てゆーかあれ使いにくいんじゃ・・・?
「決着・・・すぐに着きそうにないなぁ・・・」
どっかで時間潰そうかな〜。城下町とかないかなぁ
お?あるじゃん!いいね〜行ってみよう!!
「ってな訳で行ってくるわ!先に帰らないでよね!!」
なんというヒロインでしょうか
命の恩人の戦いを見ずに買い物行っちゃいましたよ
特に何かを買う予定もないんですけどねww←
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